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“キタノブルー”ってたけしの映画は、その青い色調の世界が世界的に評価され、ソナチネあたりは絶賛されるのですが、私はこの作品でも観られる独特の静寂も好きです。
ゴミ回収の仕事をしている茂はある日、ゴミの中にサーフボードを見つけてサーフィンを始める、それを静かに見つめる恋人(彼女)貴子・・・・。二人は聴覚に障害がある聾唖者。
見つめる人々のまなざしは、初めは素っ気なかったが、彼のひたむきさにそっと優しく接したり、感化されたり。
同じ会社のおいさん、浜のサーファー達、ショップのオーナー、軽四で送ってくれるにぃさん、近所のお笑い2人組にバカップル・・・・? 茂と貴子を取り巻く人々の日常が淡々とつづく
しかし、その終わりはあまりにあっけなく起こる・・・。貴子はボードを海に流す。思い出と共に・・・・また同じ日々は繰り返されるが、それぞれの心に中に彼の思いは残る・・・・
哀しいストーリーを、たけし独特の視点で淡々とでつづります。普段、過剰な演出ドラマに慣れた人にはとてもあっけない感じがするかもしれない。でもそれが新鮮でいい。
公開時は一般受けしづらく興行も振るわず不評でしたが、以後つづく“ヤクザ路線!?”(続けさせられてるのか?)のたけしの映画の中では、異色な存在でしょう。
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