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二輪具新聞
Vol.10 2000.10.22
おしらせ・・・・国土交通省 中国地方整備局 福山河川国道事務所が関わっている「しまなみ情報」と称するウェブサイトが、このページを直接リンクしておりますが、当方では一切関知しておりません。勝手にリンクしながら削除・変更などはこちらでやってくれ!と一方的に通知しています。 しまなみ情報からアクセスされての各種お問い合わせなどは、しまなみ情報へどうぞ!
たこの おかわり ごま

しまな、やまなごく……つきな!?_(_^_)_ボテッ!
Part.1   因島−生口島を結ぶフェリーのブリッジ。
潮流激しい海峡での見事な舵さばきは必見!


ゴクミはいずこへ! バイカー君?

 ゴクミファンでもあるのsatounoは、かねてから愛媛の大三島に行ってみたかったんです。この島で有名な「鶴姫」をゴクミがドラマで演じて以来関心があって・・・・。ゴクミの鶴姫って、かっこよかったんですよ(J.アレジと○×▲☆!?(^_^)/~する前)。
 だいぶん前の話やけど。NHKの大河ドラマ「太平記」で北畠顕家(男役)役もカッコよかった。ゴクミの顔立ちは男役やるとかっこいい! またやらんかなぁ(長くなるので省略)。

8月29日の夜。松山行きのダイヤモンドフェリーに乗ったsatouno。このフェリーは何度も乗っているんやけど、今回乗ってみると船がどこかくたびれてきた感じがした。

 なんでも共同運行していた愛媛阪神フェリー(寿司屋があったりするフェリーがあった)が、最近廃止になって、この穴埋めを4隻のフェリーで一日上下3往復(昼便は今治−神戸間)も運行しているとか。どうりで乗る前に船からトラックが降りてきたっけ。年がら年中走っている訳だから大変だ。これもしまなみ海道が開通したあおりなんだろうか。
道後温泉本館
 でも、地元にしてみたら大阪や神戸へ行くフェリーが減るのは不便な話だ。世間は「しまなみ海道」って騒いだものの、橋がフェリーの利点のすべてをカバーできる訳じゃない・・・・京阪神へ寝ている間に行けるなんて便利だもんね。
 そこで私は「よーし! 一念勃起!?」(発起です・・・・(^_^;)ゞ)「橋を使わずにしまなみを行こう! そして全橋の下からながめてやろう〜(^O^)!」
 翌日松山は晴天、朝からカンカン照りPカン。同じ船に乗っていたバイクは5〜6台。その中のバイカー君と一緒に道後温泉本館へ行く。
 本館前ではオバチャン観光客に記念写真をやたら頼まれる。肩とか気安くさわられて「学生さん写真撮ってください」なぜか35にもなんったおっさん相手に“学生さん”……どうも世間のオバチャンはバイクに乗る人間はみんな学生と思っているらしい。
 そう言えばバイクにに乗っていると“学生さん!”っていわるなぁ。
ぼっちゃんは今でも常習者?
 あるバイカー君が「そんなに着て、暑くないですか?」 と、話しかけてきた。
 「まぁ暑いよ、でも事故って転んだとき、ちょっとでもダメージは軽くしたいし……」って答えると、「暑いのは耐えられませんね! スピード出してコケたら同じでしょう」だって。
 そのバイカー君は、キャップ型のヘルメットに短パン・素手・サンダル履き(!)・Tシャツ姿。風呂につかったあと、「足摺まで走って、船に乗って帰りま〜す」って、バイイイイ〜ンって、TWでスッ飛んで松山の街へ消えてった。
 バイカーにしてはツーリングに来るだけ骨があるけど、四国の道はそんなに甘くはないんだぞ〜!
  松山市は路面電車が走っている。西日本の都市には
  市電が健在の街が多い。

 最近普段着みたいな軽いナリのバイカーがふえてきた。このあと目前で転倒したバイカーを助けたんやけど、そのコも同じようなナリだった。
全身あっちこっち擦り傷だらけ。特に手の甲とくるぶしはひどかった。肩はひどく打って骨折か脱臼していたみたいだった。一応、応急手当(止血と固定)して救急車に乗せるまで世話はしたけど、
 satounoのひざパットにブーツやグローブとかを見て、「それってレースでつけるもんでしょ・・・・」だって。なんだかなぁ……(-_-;)ゞ。



乗り遅れて今治・・・・・・国宝集まる大三島
 とまぁ、船のでる今治をめざします。
 瀬戸内の島を眺めつつ走って、今治のフェリーのりばを探す。最初に寄ったのりばのところではすでにフェリーが来ていて、出港前だったが、大島行きだったので外にでると、船会社の人が、
「乗るの?、どうするの?」
と、大声で聞いてきた
「大三島行きはどこから出ますか?」
て、たずねたら、“えっ”って、あきれた顔して
「ここは大島! 大三島は、   む・こ・お〜!」
多田羅大橋
にやけながら大声で言った。ちょっと失礼な言い方だったので

「地元の人間じゃないから、わかんないですよ!」

って、言い返したら、驚いて逃げてった。
 まぁ、地元の人が多いので、何気なく「そんな当たり前なことを聞くな!」って思っただろうけど、これじゃ印象悪くなる。客減っちゃうよ! ソレでなくてもフェリーの旗色は悪いのに・・・・。

 結局大三島行きフェリーは出た後だった。つぎの便はだいぶ先。しまなみ開通で減便したんだろうか。でも今治港の案内表示はわかりにくい。確かにいろんな島へ船は行ってるのでごちゃごちゃは仕方ないが。ということで橋になりました。最初の志はどこいたぁ? あとで地図を見たら、大島へ船でいっても橋で大三島へ行けました。不勉強!(T_T)

 来島海峡を横風に煽られながら大島・伯方島を経て大三島、お目当ての大山祗(おおやまづみ)神社へ。ここって、歴史上の武将などが奉納した鎧や刀などの武具をたくさん今に伝えていて、日本の国宝級武具の8割がここにあるって話。
 それもその多くが・平安から・安土桃山のものが集中。伝源義経・伝武蔵坊弁慶・平重盛奉納なんてのもがゾロゾロある。大鎧に長巻(薙刀と太刀の中間みたいなもの)や、中世に多かった薙刀、槍、そして刀。特に大太刀が多い、刃だけでも2mはありそうな長さで、反りもすごい。
 なんでも馬上の侍を、馬もろともぶった斬る刀だそうで、まさに一撃必殺。重そうやけど、これで斬られたら痛そうだ! 痛いでは済まないか!?
 ……所々の刃こぼれは、戦で使われた証だろうか。ということは戦の最中に立ち寄ったのか?  そんな生々しい跡(何百年もたってはいるが)が、後の美術品のような刀とは、まったく次元が違うような存在の気がした。
 「所詮人殺しの道具なのになぜ思うのか・・・・?」とみる向きもあるだろう。でもそれを人殺しの道具にしたのは人。今の時代において人殺しは否定される(べき)行為だが、それも過去の歴史があって確立できたもの。どうあれここの武具はその“証人”だよね。残して未来に伝える価値あり。
 ちなみに“鶴姫が身につけた鎧”ってのがあって胸回りが大きく、腰 回りが細くなって女性用の鎧でした。なんとなく色っぽいかな…?
 それとちゃんとゴクミの鶴姫姿の写真も、宝物を展示している紫陽殿入口に飾ってました。カッコイイ!
大山祗神社・本殿




だ!?・・・・山火事だ!生口島へ因島へ

左:大三島からみた生口島の煙。「いったい何事が……?」と思わせる/中:生口島の火災現場近く。家まですぐのところまで火の手が迫る!/たこ天。えび天、かき揚げ……大三島の道の駅での昼ごはん。揚げたてホヤホヤ海の幸。


 大山祗神社を出て、道の駅・御島で揚げたてのたこ天・エビ天でお昼。そしたら、なんか空が黄色がかった見慣れない雲が東からどんどん流れてくる。「夕立雲にしては?」
 なんだか煙たくなってきたので「火事か!?」てんで海まで出たら、おとなり生口島(いくちじま)からの煙と確認。多田羅大橋をわたってみて、山火事とわかった。煙がもくもく、消防のヘリが行き交う。火の手は住宅の近くに迫ってました。

 結果、住宅への延焼はなかったのですが、なかなか鎮火せず島中は消防車の往来で大騒動! 隣の島などからも応援の消防車がやってくる。島の人もあっちこっちで不安そうに見物している。

 そんな中で天下の往来の真ん中に堂々と車を止め、後ろのクルマなんかお構いもなく、見物しているクルマが何台もいた。近くに止まっている車からは、
 「山火事、目の前で燃えてる!」なんて携帯電話で笑いながら話しをしているのを、何台も漏れ聞いた。

 ここは島だし山火事は海の水で消火せざるを得ないだろう。生口島はミカンの産地で、海水の塩分はミカンの木に悪影響を与えるかも知れない。そして住宅にせまる炎と煙!  地元の人にとってはとても“よその火事”とは見過ごせないものなのに……
 生の空気とにおいを感じない窓越し風景に慣れることは、そんな事情も軽く流して見えてしまうものなのか? すべてのクルマがそうではないだろうけど、自分はバイクに乗っていたいな。

 そんな山火事をみながらようやく因島(いんのしま)行のフェリー乗り場につく。しまなみ海道ではじめての船に乗ることになる。同じく待ってる人に聞いてみたら、わずか数分で対岸(因島)の街へ直接行けるフェリーの便利さの前に、遠回して渡る橋は煩わしい存在でしかないそうだ。島々を通過して行くのに便利な橋も、隣接する島どうしでは必ずしも便利じゃないてことだろう。

 待ってるsatounoは何となく心ウキウキ。海峡の潮流をうまくかわしながら、フェリーは因島からやってくる。そしてクルマを下船させながらも潮に流されないように船を左右に振る様子(下船のクルマに影響しないように下船ハッチを基点にして船尾を振るっている)はまさに職人芸。他の船員もなんの動揺もなく、普段の仕事をこなしている。
 残念ながら橋ではこういった“実感的な行程”が見えづらい。橋だっていろいろ人の手で成り立っているのだが、すんなり渡れる分、使う側にそれを見えなくしてしまうのだろう。フェリーの着岸風景みたいな事は、人と人が世の中で関わって生きてゆく事を肌で感じるいい機会だと思うな。(^-^)(Part2へつづく)

左:因島−生口島のフェリー。右へ左へ潮流をうまくかわして着岸する。/右:生口島大橋を遠くに眺める。のどかそうやけど実際は消防車のサイレンが鳴り響いてかなり騒々しいんです。ウ〜ぅウ〜ぅ!! カぁ〜ン! カぁ〜ン! カぁ〜ン!


二輪具新聞新聞12号 しまなみ・山陽島巡彷徨2はこちら




ツーリング・メモ 〆(・_・)
 しまなみへのルート:@橋/しまなみ海道は広島県・尾道市−芸予諸島−愛媛県・今治市を結ぶルートの愛称。北から向島、因島、生口島、大三島、伯方島、大島など瀬戸内海でもっとも島が集まった海域を橋で結んでいる。
 どちらから進むかはそのとき次第だが。尾道側から入ると陸送で尾道まで行くことになる。
 今治側だと広島・九州・関西方面からは松山・今治などへフェリーが就航しているので便利。
 Aフェリー/しまなみ海道開通後は今治−三原間を直接・途中寄港で結ぶフェリーの大半が廃止され、各島間の航路も需要の高い尾道−向島間は路健在なものの、他は減便している。
 しまなみルートからはずれた島々も、しまなみルート上の島と結ぶ航路は健在なものの、今治・三原など本州・四国へ向かう航路は廃止・減便している。その中でも大三島は比較的本州・四国へのフェリーが比較的充実しているほう。

 フェリー・船だけでしまなみ海道を渡っていくのは至難の業。ルート外の島経由などでかなりの時間がかかりそう。なお、平成12年9月現在、しまなみ海道全ルートのうち橋の部分は開通済だが、大島・生口島内など未開通区間あり。
     ★ルート図はかなりデフォルメしてます。
      ルート外の
島は省略してます。ゴメンナ
      サイ!<(_ _)>